ShiNoBooks_09

惑星リリーパ、地表エリア。さしたる任務を受けていないにも関わらず、シノブはゆらりゆらりとその足を運んでいた。
彼のいる区間は、任務区域から大分外れている。そして、エネミーが居ないにも関わらず、殺気とも言うべき空気を纏っている
まるで、自身が誘蛾灯の如く――




シノブ: … … …。さて。

シノブ: 行き当たりばったり、て訳でもないんだが…乗ってくれたかね。

アーデルハイド: …………来ると、思っていたのだよ。私の頭の中にある、お前であるならば

シノブ: 話し方も随分とまぁ、大仰になったな。

シノブ: …いや。本来、それが素だったか?

アーデルハイド: さてね。果たしてどこから私で私なのか、わからんのだよ

アーデルハイド: あるのはただ一つ。狩りの悦楽。どちらの私にしてもそういうものだったろう?

シノブ: まぁなあ。”どっちのお前”の根底にあるモノはソイツだった

シノブ: ただ――…

シノブ: それだけ、って訳でもなかったぜ。

シノブ: #向き直り、目を細め

アーデルハイド: そうか。今の私はそれだけになってしまった。何かが頭の中をひっかきまわして、それから私はこれっきりだ

アーデルハイド: 飢えて飢えて仕方ない。だから上等な、食える狩りの獲物を求めてる

アーデルハイド: お前は食らうに値すると、そう頭の中が囁いている

アーデルハイド: これ以上、他に何か語ることがあるか?

シノブ: そうさな。それ以上の問答は…

シノブ: やり合った後に、しようや。
シノブ: #ソードを抜き、邪悪ともとれる笑みを

シノブ: 「どうしてそうなった」
シノブ: 「何が起こった」なんぞ、終わった後で良い
シノブ: ――2年前の続きと洒落込もうぜ。



アーデルハイドは無言で嗤い、ブレードラックに手をかける。無造作に一振りの刀を取り出す。
対し、シノブも構え見据える。…沈黙を破ったのはシノブの方であった。走り、一直線にソードを突き立てる。
シノブ放った刺突を切っ先に合わせ、刀で斬り上げ、払う。間髪入れず、3連撃。その一撃一撃がやたらと重く、鈍い金属音が響き渡る。
打ち払われたものの、まだ反応は出来る。いなしつつ、間合いを取る。



シノブ: ――。

シノブ: o0(刀にしちゃあ随分と重い一撃だな。特別なチューンをしてる…?いや…)

アーデルハイド: ではお返しをしよう

シノブ: ハ…来な。

アーデルハイド: #刀を振り払い、地を抉るほどの衝撃波。同時、鋭い踏み込み突き、さらに無数の突きを繰り出す

シノブ: …ッヌ… オッ…!?

シノブ: #かろうじて身体が反応する。打ち返しはするが、想定だにしない重い衝撃の嵐に、徐々に後ずさり

アーデルハイド: …どうした?まさか気圧されてるわけでは、あるまいな?

シノブ: この得物――いやぁ…コイツ、は…!!

シノブ: 冗談抜かせよ…っ、と…。こんぐれえで気圧されるんなら、今頃漏らしてらぁ

アーデルハイド: ふふふふ、では漏らすほどに存分に楽しんでくれ

アーデルハイド: #笑み混じりに再び衝撃波、今度は一撃の後に鋭く早い、剣圧による5連斬

シノブ: …っつぅ…!!
シノブ: #払いはするが、全てを捌けるはずでもなく、幾つかは身体を掠め、裂傷を刻んで

カリオン: o0(やかましいと思ったら…こりゃ・・・)

シノブ: …徐々に見えてきたな…。後は―…
シノブ: #柄を握り直し、アーデルハイドに視線を向け

アーデルハイド: #笑みは崩さない。刀を抜いた無造作な姿のまま


シノブ: …”見”は終わりにするぜ。悪かったな

シノブ: こっからは、楽しい打ち合いってな!!

アーデルハイド: そうか。なら打ち込んで来い。早く剣を合わせたくてうずうずしているんだ

シノブ: #だん、と地を踏みしめる。音が震える。 愚直なまでに彼女へと走り、間合いへと。
    先程とは打って変って、速度と重みを増した横凪ぎの一閃が、アーデルハイドに向けられる!

アーデルハイド: #向かうツルギに、遠心力によって重みを増した刀をぶち当てる。威力は相殺するが、刀は派手に折れ飛んだ

アーデルハイド: くっ、ははははは、そうでなくては! #折れた刀を軽く手放し、ラックから次の刀を

シノブ: ハン、これで終わるたぁ思ってなかったが…いいぜ、全部圧し折ってやるよ!

アーデルハイド: はははははは!いいぞ、いいぞ。久しぶりに楽しい戦だ!
              #抜き放つと同時に前面に衝撃波を打ち鳴らす。フドウクチナシ

シノブ: 今度は…防がんぜ!!
シノブ: #ソードを横ばいに振り被り、衝撃波を相殺せんと抜く!

アーデルハイド: 流石だ、それでこそだ。#すでに納刀した刃を再び抜刀、同時に抜き打つ

シノブ: そういやぁ…居合ッ… も… 出来たっけかぁ!!
シノブ: #身体を独楽のように回転させ、抜き放った刃をスルリと逸らし

アーデルハイド: 滅す…。#抜き放った刃をもう納さめ、再び抜き打ち。全周を覆う様に。カンランキキョウ

シノブ: 流石に…速さじゃあ、勝てねえ、か!

アーデルハイド: どうした。見学は終わりじゃなかったのか…?

シノブ: #一撃の速度が決定づけたか、シノブの反応より速く放たれた一閃は、腹部を裂いて

シノブ: 悪い悪い、ついつい見惚れちまってな…
シノブ: #流れる血を気にも留めず、ニヤリと

シノブ: …ったく、お前とやると驚きと愉しみと…

シノブ: マジでやらなきゃならねぇとな、って。

シノブ: 再起させてくれるぜ
シノブ: #一呼吸。ソードを前に構える。シノブの周囲の空気は静かなモノになり、笑みも消え

アーデルハイド: #不気味な笑みを崩さぬまま、刀を腰だめに、たたずむ

シノブ: #一歩前へ。そしてそのままソードを上段から振り下ろす。その速度は、先ほどよりも速く

アーデルハイド: #左足を軸に、回転するように身体をひねり、ソードを紙一重で回避しようとする

シノブ: ――。
シノブ: #アーデルハイドが『擦れ擦れ』でかわそうとした先。振り下ろされたソードは、無茶ともいえる速度で『振り上げられ』…
シノブ: #「動いた」彼女の体に再び狙い定め、振り下ろされる!

アーデルハイド: はっ、ふははははは面白い!!いいぞ!!
        #翻す間もなく、鞘ごと速度で重量の増したソードを受け止める。ミシミシと危ない音を立て

シノブ: オ、ラァァァ!!
シノブ: #そのまま、押し砕く勢いで重圧を掛けていき

アーデルハイド: #刀を押すように後に飛び退く。無残に砕ける二本目と、抉られ内部まで貫通する傷。いささか深い

シノブ: …ハ。一念、押し通ったかね?

アーデルハイド: …ふ
アーデルハイド: ははははははははは!
アーデルハイド: そうで、なくてはなァ!! #ブレードラックを両方とも展開。ずらりと並ぶ刀、刀。ハリネズミのように

シノブ: …何本持ってんだよ、ったく…。
シノブ: #ずらりと展開された刀の数に、あきれたような、それでいて嬉しそうな顔を

アーデルハイド: #空に向かって数本を射出。ラックから二本を取り出し投擲。さらに二本を抜いて飛びかかる。

シノブ: ――…。
シノブ: #投擲された刀は、敢えて受ける。肉の裂ける音も介さず、意識を向ける先は、自身へと飛び掛かった者。

シノブ: オォオオオッ!!
シノブ: #集中させる。速度では敵わぬなら、二の手を打たせてはいけない。ならば、渾身の一撃を込めて、ソードを打ち上げる!

アーデルハイド: #打ち上げられる・が、あえて飛び上がることでダメージを少し軽減しつつ、二本の刀と共に、射出した刀が襲い掛かる

シノブ: …チ、ィイ…ッ!!
シノブ: #身じろぎ、切り返そうとするも数の暴力に防ぎきれる筈もなく、血飛沫が舞い上がる

アーデルハイド: #真っ白な血を滴らせながら、笑み一つ崩さず着地。襲い掛かり、岩肌に刺さった刀を次々に引き抜き、次つぎに切り刻んでゆく
アーデルハイド: ははははは!倒れてくれるなよ!!?

カリオン: ・・・ありゃ、助太刀に…いや、しかし下手に入ってもこじれるか…!

黒檀: oO(お?喧嘩か?

シノブ: #無尽に襲い来る刃、刃、刃。刻まれる己の身体。が、その目は諦めの様子は無く

アーデルハイド: #散々切り刻み、最後の一本に多量のフォトンを籠める
アーデルハイド: ……果たして、お前はこれで、どうなるかな?
アーデルハイド: #無慈悲に振り下ろす。カザンナデシコ

シノブ: ――耐えた、甲斐は――

シノブ: あった、な…!!


振り下ろされる極大フォトンの刃。それを見据え、シノブは口の端を釣り上げ、
スルリと、ゆっくりと、ソードを振り上げる。刃が交差した、その時――フォトンが、霧散した。


シノブ: ビリーの奴にゃあ、感謝しとかねえとな…。ク、ハハッ…!

アーデルハイド: …は、っ! これはこれは… #霧散し、何もない岩肌を、刀が叩く

シノブ: #そのまま、横凪ぎに叩きつけようとした寸前――シノブの腕が止まる。
シノブ: …これから、って時に限って。

カリオン: ・・・!

シノブ: …間の悪い男だと思うぜ。本当によ

アーデルハイド: ……そうだな?

シノブ: #ソードをゆっくりと放し、収める

アーデルハイド: #刀を地面からはなし、ゆらりと距離をとる

フィル: 。oO(え?え?ど、どーゆこと・・・?


・戦略OSから警告音が鳴り響いた。どうやら、任務区域外に居すぎたようで、救難信号が発せられているようだ。


シノブ: 悪いな。今日の『デート』はここまでだ。 [アクション: 呆れる]

シノブ: それに…後ろで怖ぇ筋肉もにらんでるしな

カリオン: ・・・おいおい、わかってるなら最初に言ってほしいぜ [漫符: 笑い線]

アーデルハイド: 残念だ。しかし、水を差されてしまってはな?

シノブ: 色々と、な。まあ今回は許してくれ
シノブ: #カリオンに手を振り [アクション: 否定]

カリオン: けど安心しな、死ぬ一歩前まで助けるつもりはなかったしな!
カリオン: [アクション: 手を振る]

シノブ: さて、終わった後だ。問答の一つ二つは応えてくれるよな?

ビリジアン: ・・・無事終わってよかったけども・・・(こそこそと

ジェイド: ……ん? 喧嘩終わりです? 喧嘩なのか模擬戦なのか分からなかったですけど

黒檀: oO(なんだなんだ終わりかぁ?

アーデルハイド: いいだろう。口の滑りはよくは、なった

セトゥーバル: 模擬戦が模擬戦してないのはいつものことだろ…今日のは、なんかヤバそうだったけど

フィル: あ!オイラも質問質問!!#ガサガサピョンと草むらから飛び出し

イリニ: ...だうだう、いいものみたのー! 最近一杯っ、えへへー...! #ひどく楽しそうに、静かに笑い

シノブ: …おいコラシノブさんが先だぞお前等…
シノブ: つうかそんなにいたんかよ

アーデルハイド: ……ギャラリーが多すぎるのも考え物だな

カリオン: HAHAHA!人気者めぇ! #口では大笑いしている

イリニ: う? じゃ、帰るー。難しい話するんでしょー?
イリニ: ばいばいっ #ぴょんと立ち上がって、楽しそうに手を振り
イリニ: [アクション: 手を振る2]

ビリジアン: あら・・・お疲れ様で;

カリオン: んお?かえるのか?

ジェイド: あれ? さようなら

カリオン: 気を付けて帰れよ~!

イリニ: イリニは難しい話、きらーいっ!
イリニ: じゃーねーっ!

セトゥーバル: お疲れー 気を付けろよー

シノブ: 先ず一つ。お前さんが『そうなった』のは、
シノブ: 突如としてか?それとも、弄られでもしたのか?

アーデルハイド: 別に弄られてはいないさ。毒に当たったとでも言おうか?
アーデルハイド: #一本のナイフを投げてよこす。緑色の刀身、金のラインが入っている

フィル: ありゃ、イリニ行っちまうんかあー

シノブ: #受け取り、訝し気にそのナイフを見て

ビリジアン: !

シノブ: …コイツがその毒って訳か?

アーデルハイド: 人には効かん毒だがな?

セトゥーバル: あれ…あのナイフ……どっかで…

カリオン: なんだありゃ・・・?


アーデルハイド: おかげで、私は、漂白されたはずの「私」と反発しながら混ざり合ってしまった

アーデルハイド: どちらがどうだか、わからんのだよ

ビリジアン: オディオさんとやった時のアレか・・・;

ジェイド: そういやあの時……おやぁ、混ざる事なんてあるんですか。それは厄介。とても厄介

シノブ: …思った以上に面倒くせぇ事になってんな

カリオン: んお・・・?・・・アイツまたなんかやらかしてんのか‥;

セトゥーバル: え…じゃあ、アデルも入ってるってこと…?

ビリジアン: あのナイフに刺されるとデータが無茶苦茶になるんですよ・・・。

黒檀: oO(まざりあう?何の話だ?

セトゥーバル: へぇ…

ジェイド: 無茶苦茶にはなりたくないものです。酷い事をする人もいたものです

セトゥーバル: ……… #じっと隣を見て

ジェイド: 僕とジェイドがまぜまぜこねこねになったらどうします? #視線に気づいて隣見てにこー [漫符: 笑い線]

シノブ: 二つ目。毒と言ったが、解する方法もあると思うが…

セトゥーバル: うっ……是非とも止めて頂きたいです… #本気で嫌そうな顔をして

アーデルハイド: お前が脳外科と電子機器に強いのならばあり得るのかもなぁ?

ジェイド: まぁそんな事にはならないですよ、キャストでもありませんし。……彼女は治ると良いですけどねぇ

ビリジアン: ・・・

シノブ: …何、色々と案はあるさ。とはいえ、俺ぁ医者でもねえしハッカーでもねえ

シノブ: が、その答えが聞けただけでも、可能性はゼロじゃねえって事は解った。

アーデルハイド: 私は知ったことではないがな?

シノブ: お前はな。だが、お節介焼きってのは
シノブ: お前の都合どうこう知ったこっちゃなく、
シノブ: そうするのさ。…2年前にも言われたがよ

アーデルハイド: おせっかいで腹を刺された奴は重みが違うな。

ビリジアン: 脳外科ねぇ・・・・・・電子機器なら心当たりはあるけども・・・ふむぅ

シノブ: お前よりか、頭のねじが飛んでるみてーなんでな。

シノブ: とりあえず、聞きてぇ事は終わりだ。

アーデルハイド: では私から忠告だ
アーデルハイド: 殺すなら早いほうがいいぞ。全部がお前のように全力で来るような輩ではないのは知っている
アーデルハイド: ゆえに、私はそういった輩の家族を殺して回るかもしれん
アーデルハイド: そのほうが本気で向かってくる連中ばかり。「そのほうが楽しい」

ビリジアン: ・・・・・・・

ジェイド: …… [漫符: 笑い線]

セトゥーバル: ……

シノブ: ご忠告、痛みいるぜ。『ヴァレリー』さん。

アーデルハイド: 戦を悦楽へと変えるのはヒトだけの特権よ。……たった一つのこの命、戦で愉しまずなんとするか

カリオン: ・・・ぬかせ、こいつらに手出しはさせんぞ#守るように剣を握り

ビリジアン: ‥ヴァ?

カリオン: ・・・む、知り合いか?
ジェイド: アレ殺したら、何人救える計算になるでしょうか? #ぽつり

アーデルハイド: こちらでは馴染みのない名前だな

ビリジアン: いや・・・聞きなれない名前だったので;

シノブ: なぁに、ちょっとした縁で。”元”と知り合っただけさ。

セトゥーバル: ……さあな

ビリジアン: 元・・・

シノブ: 尊大不遜な喋り、その悦楽趣味。本人がやかしたとも思ったが…どうにも違ったみてーだし、な。

アーデルハイド: ヴァレリーとも。アランロドとも。そういう名前だ。「私」の記憶では、記憶と人格を移し替えた別個体がここにもいる

シノブ: まだいたんかよ… [漫符: 汗1]

アーデルハイド: ……さて。では次の逢瀬のためにまた仕込みをしなければ

アーデルハイド: 何もなければこれで失礼するとしよう

ビリジアン: ・・・

シノブ: 俺からはさしあたって何もねえ。強いて言うなら、次ぶちのめしたら、キスの一つでもご褒美に貰いたいモンだ。

アーデルハイド: ……ではぶちのめされたら噛みついてやろう

アーデルハイド: #指を鳴らす。テレパイプによって転送される






ジェイド: ぶちのめしたりぶちのめされたりしたら、キスしたり噛む権利が得られるのですね……良い事を聞いた……

セトゥーバル: えっ…

カリオン: ・・・

シノブ: …ハァー

ビリジアン: ゑ?

セトゥーバル: 待って、きっとその知識はちょっとズレてると思うんだけど…!

シノブ: … … …。

ジェイド: 今だってそういう話してましたよね?

シノブ: いっ…

フィル: ───はぁッ・・・#緊迫感から解き放たれ深呼吸

セトゥーバル: いや、それはあいつらが……変なだけだ #焦って言葉を選ぶ

シノブ: ってえええええええええっぇええええ!!! 血ぃ!!血ぃいっぱいでてりゅうううう!!!

カリオン: ・・・あー・・・

カリオン: 大丈夫かシノブ、ひとまずコイツ飲んで落ち着け?カリオン: #づ メイトのボトル(inプロテイン)

ジェイド: あーあ。……何かこないだもえらい目にあってませんでしたっけ彼

フィル: あばばばばばば#慌てて包帯を巻くが、上手く巻けず首を絞めるかたちに

ジェイド: ……………………こないだ? #何か思い出しかける [漫符: 疑問符]

セトゥーバル: えらい目に合うのが…あいつの仕事なのかもしれない…

シノブ: ったく。刀振り回してあの重さとかなんなんだよ…ゴエッ!

ビリジアン: 嫌な予感が的中しましたなぁ・・・;

カリオン: そいっ #ボトルを口に押し込む

ビリジアン: ぁ;

シノブ: #首しまりつつ、メイトのむ荒業

ジェイド: 成程……いつもお仕事お疲れ様ですね……

シノブ: ゴボボボボボ

シノブ: おっおまえらっ

clive.T: 大丈夫か

フィル: ああっ兄貴の顔色が紫色に!!

シノブ: トドメさしに来てませんかっ…

ジェイド: 呼吸できてます?

clive.T: レスタいる???

カリオン: HAHAHA!プロテイン混ぜておいたから効くぜぇ!

シノブ: なんでもいいから止血してっ… 血ガ!

ビリジアン: 止血止血;(杖先にレスタを集中させ傷口に直接当てて発動

フィル: 止血・・・止血・・・フォイエでいいかな!?

ジェーン・ドゥ: フィルクン違うよ。イルフォイエだよ#コソ、と耳打ち

セトゥーバル: 焼いて傷口を止めるあれ…

ジェイド: フォイエ系統は燃えますね

フィル: イルフォイエだったか!!

シノブ: 止血すんのに焼いてどうすんだよ!?

シノブ: おいまて誰だイルフォイエとか言った奴!!

シノブ: 敵か!?おまえら敵だな!?

ビリジアン: 焼いて止めるのは最後の手段ですよ;

カリオン: まてまてまて・・・!お前ら落ち着けって…

シノブ: …ハァ。ったく

ジェイド: こんがりロースト 美味しいシノブ……

カリオン: まずはコイツの傷をいやすのが先決だろ?

シノブ: とりあえずレスタサンキュー…

ビリジアン: しかしまぁ・・・シノブさんがここまで押されるとは・・・

シノブ: 不穏なワードがさっきから聞こえるんですがねぇ…

clive.T: 回復も大丈夫そうだし。俺らも帰るな。

カリオン: その後に俺のジムに連れてって筋力3倍マシにするまで鍛えてだな・・・

シノブ: 死ぬわ!!

セトゥーバル: 気にしないで…くれと言いたい。俺は…

ジェイド: はぁい、お疲れ様です

ジェーン・ドゥ: うん!仕事の終わりに通りがかった程度だしね!シノブさんお疲れ様!

ビリジアン: っと、はいな

clive.T: 達者でな!!

シノブ: 気を付けてなー…

ビリジアン: お疲れ様ですよ

フィル: クラ兄、ジェーン姉またな!!

カリオン: おう、きぃつけて帰れよ?ただまぁ

カリオン: 対アイツ用に鍛えるってなら何時でも相手になるがな?

シノブ: 観察しながらとは言え、わりとシャレになってなかったぜ…

ビリジアン: ・・・確かにいつもと動きが違いましたからね。

ジェイド: あの人は結局何が目的だったのです? 戦闘したいひと?

シノブ: …食事だよ。

ビリジアン: 食・・・?

ジェイド: こんがりロースト 美味しいシノブ

セトゥーバル: 人食…?

シノブ: 気に入ったのかソレ…

ジェイド: とても

シノブ: あぁ、いや。そういう意味じゃなくてー…

フィル: 食う事と戦うことが同じ・・・?

セトゥーバル: シノブトーストするつもりだったのか…?

シノブ: まぁ、フィルの言葉が近いな

シノブ: ナウシズにも、そういう手合いが居たからな

ジェイド: トーストはパンです。ローストはパンではない…………あ、成程。戦闘がご飯……

シノブ: ハァ、しっかし厄介だな

セトゥーバル: ふーん…?

シノブ: 手の内互いに知ってっから、化かし合いも通じやしねえ

カリオン: 手の内は分かり切ってると?

ビリジアン: なるほど・・・

シノブ: 『アーデルハイド』の時だったらな

シノブ: 今のはー…あれで全部とは思えねえな。

フィル: あ、そうだ兄貴兄貴

カリオン: ま、だろうな

シノブ: あん?

フィル: さっきさ、アデルの姉御がゴリラみてーにでっかいフォトン集めてたろ(いないと思って言いたい放題)

フィル: あれをさ、兄貴消しちゃったろ

シノブ: ゴリラ…

カリオン: ん、あぁ、あれは俺も気になったな・・・

フィル: あれなんなんだよ手品みてーでびっくりしたよ

ジェイド: ゴリラはフォトンを集めるのでしょうか……いえ、大きさの話にゴリラがかかっている……? #真面目な顔で考える

シノブ: 悪いが、教えるつもりはねーぞ。殆ど自爆に等しい行為だからな

ビリジアン: ぁ・・・皆あれ見たの初めてだったんですな・・・

フィル: えー、なんだよケチー!!

シノブ: 前に、ビリーに協力してもらった奴だがな

ビリジアン: フォトンによる攻撃のみ効果を発揮するみたいですからねぇ・・・

フィル: え、ビリ兄もあの技できんの!?

シノブ: 元々は、カリオン…お前対策用だったんだがなぁ…ま、これも運命のいたずらって奴かね

ビリジアン: いや;できないですよ;

セトゥーバル: カリオンかぁ…まぁ……ゴリラと言われたら…

カリオン: オイオイ、あんな切り札隠し持ってたとはな・・・

カリオン: 良い筋肉だろ?HAHAHA

シノブ: おめーが矢鱈目ったらにオーバーエンドかますから、ソイツの対策用だったんだよ。

ビリジアン: ぁー・・・;

フィル: 切り札・・・ライバル用の対策技・・・必殺技・・・くうう燃える!!

ジェイド: レディーファーストで良いんじゃないです? ねぇカリオン?

カリオン: あー・・・なるほど・・・#納得といった顔で

カリオン: レディーファースト・・・つまり今の時代女性も優先して筋肉を…?#混乱する思考

ビリジアン: ・・・;

シノブ: 自分のフォトンをあえて空ッけつにさせた上で、相手と同質のフォトンを

シノブ: 「吸って」「流し込んで」「相殺させる」

カリオン: けどまぁ、あのOEも対人限定の芸当だがな?

シノブ: さて、これを自爆と言わずなんというでしょう…。

フィル: 吸って・・・流し・・・えええ??

セトゥーバル: へぇ…すごいなぁ……自爆と書いてシノブと読む感じかこれ

ジェイド: 自爆と書いてシノブと読む。覚えました

シノブ: 俺がアイツの攻撃受けてたのも、その為だよ。いや、捌ける余裕もなかったが

カリオン: 器用な真似・・・と言いてぇがそりゃ無茶な技だぜ;

セトゥーバル: あっ

シノブ: やめろよ否定できねえんだから

ビリジアン: とはいえ・・・実際防げてしまったから何とも言えないですな;

ジェイド: 本人からも肯定を頂きました、有難う御座います

カリオン: んー・・・それならシノブ?

シノブ: おあ?

カリオン: いつぞやの戦いで俺が見せた瞬間的な筋肉とフォトンを合わせた防御はどうだ?

カリオン: 手の内が読まれんなら耐久を底上げして、そこから勝機を見出す時間を作ってやりゃ良い、だろ?

シノブ: ありゃ、ほぼお前専用の防御法だr-…

シノブ: ンー…まあ、理には叶っちゃいるが

シノブ: 果たして、あの猛攻を受けきる耐久があるかだな…。ま、とりあえず

シノブ: メディカル行って血を補給したいです… [カットイン: 悲しみ, 正面]

ビリジアン: うむ;

セトゥーバル: 撤退するかぁー

ジェイド: ぜひとも、行ってらっしゃいませ

カリオン: ・・・だな、運んでいくぜ?

フィル: ああっ、ついに兄貴の顔色が土気色に!!

ビリジアン: 自分も戻って対策考えないと;

シノブ: 救難信号はオマエラがキャッチしたって事にしといて…

ビリジアン: はいな;

セトゥーバル: りょーかい

ジェイド: 帰りましょうそうしましょう。……良い事沢山聞きました。ええ [漫符: 笑い線]

  • 最終更新:2018-09-07 09:38:49

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