アヴェイロ
基本情報
画像 | プロフィール | |
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©SEGA PHANTASY STAR ONLINE2 |
名前 | アヴェイロ (アヴェイロ・アフォンソ) |
ゲームID | fruher | |
性別 | 男性 | |
年齢 | 14 | |
種族 | 訳ありヒューマン | |
所属 | アイデス | |
ひとこと紹介 | ||
オラクル船団とは交流のない惑星:アイデスからやってきた儚い印象を与える少年。 その本心が何を思っているのか、誰にも分からない。 |
ストーリーセッション
プロフィール
人物
大人しく控えめ。自信がないために視線は下を向きがちで、どこか影がある少年。
基本は「ですます」調だが、少数ではあるものの親しい相手には砕けた口調で話す。
自身の能力値を客観的に理解しており、能力値以上のことはせず、またすることも出来ない。この制限は強制的に適用されるもので、特に戦闘面においては顕著であり、それがコンプレックスとなっている。しかし、感知や機械の操作、データの取り扱いについてはずば抜けており、同時に何十個ものタスクを完了させてしまう情報処理能力を有する。
兄や姉に負けず劣らず、かなりの面倒くさがり。
サボるものの最後にはやるタイプの兄と、面倒だからやらないと公言し、堂々とサボるタイプの姉とは少し違い、「人目(きょうだいも含む)がない場所ではサボる」タイプ。外では完全に猫をかぶっている状態のため、この本性を知る人はきょうだい(ノルティは除く)と、トリウィア、幼い頃に身の回りの世話をしていた従者のダグのみである。
彼の私室は、片付けるのが面倒くさいため足の踏み場もないくらいに散らかっており、手が届く範囲には地球で購入された趣味の漫画やゲーム機が無造作に積まれている。その中心でだらけている姿は虚無に近く、もはや無気力。オンオフが激し過ぎるが、彼にとっては「普通にすること」でさえ、かなり疲れる行為であるため仕方ないらしい。本来なら姉同様に面倒くさいからやらないタイプであるが、元来の意地っ張りな気質や、出自、境遇が今の歪な仮面を形成させてしまったようだ。
そんな惨状であるために、兄は(知られているにも関わらず)家そのものを出禁とされており、言いつけをきちんと守る末妹は彼の部屋に入ることを禁じられている(何度か見てしまってはいるが、露骨に話題を変えたりと健気なので怒ることはない)。姉は言ってもガン無視で入ってくるため、なるべく早急に撤退してもらおうとはするもののある程度は諦めている。
能力
アークスとして登録しているものの、あまり熱心に活動していない。勤勉過ぎると制限に触れてしまうし、何より動くのが面倒くさいからである。
本人は近接を希望していたが、もともと魔法剣士の戦い方であることと、動体視力や情報処理能力から中〜遠隔の方が適性がある。
兄が復活するまで《アイデス》経由で渡された「精霊の大剣」を使用していたが、兄が復活したことによってこれを返却。代わりに兄からアヴェイロの反射速度に調整されたライフル銃を受け取り、それを主たる武器として使用している。
生い立ち
レイリアとは同じ年の同じ日に生まれた異母姉弟(実際はアヴェイロの方が早く生まれたのだが、そういうことにされている)。レイリアが正妻の子であり、アヴェイロは妾(正確には妾ですらない)の子であった。アヴェイロの父と母の身分を超えた純愛は、後々に劇にされるほど有名な話であったため、アヴェイロの存在は継母やレイリアにとって諸悪の根源とも言えるものだった。
アヴェイロの母は民衆を味方に付けても、男児を生んでも変わることのない愛する人と自分の関係や、周りが絶賛する恋敵の正妻が生んだ長男・長女の優秀さにどんどん気が滅入っていき、精神を病んだ末にとある真夏の日にアヴェイロを道連れに無理心中を図ろうとする。《アイデス》の介入により、アヴェイロは死を回避したが、代わりに首を吊った母の第一発見者となってしまった。
それから程なく、顔も見たことない父に引き取られた彼は、継母からの虐待を受けることになり、広大な屋敷の中で息を殺して大人しく生きることを強いられる。自分を一番心配してくれた叔父(母の兄)から強引に引き離しておいて、虐待される自分を助けたり庇う事すらしない父に嫌悪し、さらには憎悪するようになる。このことから、『父親』という肩書きそのものに拒絶反応を示すようになり、大好きだったはずの母にも『自分が愛されるために子供を生んで、しかし現実は何も変わらなかったから子供を道連れに死のうとした』という真実に嫌悪感を抱いてしまうようになる。それ故に恋愛や他人との接触に対しては異常なまでの潔癖であり、他人が血の繋がらない他人に対する『好意』を察してしまうと、酷い吐き気とストレス負荷がかかり、体調を崩してしまう。現在も母が自殺した真夏の日には精神的に非常に不安定となる。
その境遇から弱冠八歳で思考は諦めと達観に到達し、代わりに命懸けで自分を守ってくれた兄と姉に対する依存度は非常に高く、特に姉に対しては顕著で、他人の目がなければ引っ付いていたり、魘された時は寝床に潜り込んだりしている。
正体
アヴェイロという人間の持つ魂に存在価値を見い出した惑星の人工知能《アイデス》によって脳を人工知能のチップにすげ替えられた存在。生体としての魄(ぱく)は崩壊している(=死亡)が、残された身体が脳チップを脳と誤認しているため"生きている"判定となっており、魂(こん)はそのままアヴェイロの身体に在る状態。所謂腐ってないゾンビ。
八歳の頃にすげ替えられ、それからは『アヴェイロの思考を演算し、それを言動へとアウトプットする』ことを続けている。脳の誤認の影響で十四歳まで身体は成長したが、これ以上は見込めない。
戦闘面で制限が掛けられているのは、この脳チップの人工知能である《ベータ》の親機が戦闘力の保持を認められていないことから来ている。
脳チップ移植前のスキャン結果から導き出された未来の彼は、兄にも負けず劣らずの文武両道な青年だったようで、『本来の現実』と『手を加えられたことによる現実』のギャップが彼を拗らせ、兄や戦闘面に優れた《ベータ》の防衛機構であるアイテールに対して強烈なコンプレックスを抱かせてしまっている。
彼を構成するもの
- アヴェイロ
本来の魂魄の持ち主。メンタルはそこまで強くないものの、文武両道の穏やかな少年。尊き血統と無駄に有名な両親や兄姉のせいで、好奇の視線に晒され続けたため常に気を張らざる負えなかった。本当は怠惰な性格なので、揚げ足を取られないように立ち回ることは、それなりにストレスを抱える事案であった模様。
- 《ベータ》
惑星:アイデスを掌握する人工知能《アイデス》の子機二号機。本体は惑星:アイデスにあり、アヴェイロの脳チップは《ベータ》の子機に相当する。親機である《アイデス》同様にデータの収集や演算、ハッキングを得意とし、管理者権限を奪取してしまえば、対機械対ネットワークにおいては無類の強さを発揮する。しかし戦闘は権限がないため出来ない。この戦闘とは一般人が持つ戦闘力以上を指すもの。
- ギレスティール
アヴェイロと魂を同じとするもの。アヴェイロの前世。最も彼が生きていた時代を考えると前×一万回世くらいとなる。
【アルカディア/ヘスティア時代】に生きた人間であり、彼が謎の死を遂げたために、残された人間たちの歯車が狂って行ってしまう。その影響は現在でも続いたが、混沌の中核であった人が強制的に無に帰されたことにより、永年に渡る遺恨にようやく終止符が打たれた。
彼は死に際に本来なら見えないはずの精霊女王(初代)に遭遇しており、彼の死後に真なる人間であるシェオルがギレスティールを模した姿で現れたため、彼が女王と接触した際に何かあったとされる。そのことから、《アイデス》はギレスティールの魂に存在価値を見い出し、今生の魂の持ち主であるアヴェイロを手駒とするために脳チップの移植を行った。
交友関係
- ギルバート
兄。人前では兄上と呼んでいるが、気が緩んでいると昔のように兄様と呼ぶ。《ベータ》である故に兄の魂について完全に把握しているため、その魂の呪縛に抗いながら自分たちを守るために命懸けで立ち回った姿に懐き度はかなり高い。扱いがぞんざいだがそれは愛情の裏返し…ということにしている。
- レイリア
姉。親からの愛情に恵まれなかった者同士で幼い頃から孤独を埋め合う共依存の関係。彼女から与えられる無償の慈愛は心地良く、そこに割り込まれることを好まない。その状態に名前を付けようとすると、つまりシスコンということになる。
- ノルティ
妹。兄、姉、自分とは全く違う存在(純粋なプランタンであること、また容姿は似通っているものの、性格は上三人は父親似だが彼女は生みの母親似であるため)と思っているが、彼女の在り方は好ましいと思っているため、可愛がっている。
- トリウィア
《ベータ》の関連人物。太古の昔から何故か気に入られており、やたらと絡んでくる(くらいしか思われていない)。能力基礎値が高く、また色々と便利な立場なので自動改札機の中の人のバイトくらい扱き使うときもある。
- アイテール
《ベータ》の関連人物であり、《ベータ》を守る防御機構。アヴェイロとしては、自分と同じ容姿にも関わらず戦闘に対する能力値の差からコンプレックスを拗らせている相手。《ベータ》からしたらある種のウィルスセキュリティ(物理)に該当する存在なので、居なくてはならない存在である。
- ハミュー=ウェルパ
オラクルで初めて出来た親友。
無意識に「自分が人間を模している機械であること」を知られたくないと演算している。
- ミーシャ
友達。年上で優しくて面倒見の良い性格は姉を彷彿とさせるため、近くにいても安心出来る模様。
- リノ=エリファルト
友達。彼女の生い立ちに対して思う所があるのか、気に掛けている。意中の人の外堀を埋めていく姿は「いっその事清々しい」と捉えているため大丈夫らしい。
- フィル
友達。成長を見守る相手。周りを取り入れて自分のものへと昇華していくその応用力に一目置いているため、自身に転換出来ないもののデータとして吸収している。
- 最終更新:2022-02-05 01:15:32