みんなの設定集


キャウキャウ

  • アモルカーナ女学院
音楽や芸術に長けた人材を育成、輩出しており、創立してからかなり経つ名門校。ヨーロッパのある学院をモチーフにしているらしく洋式建築となっている。敷地内はとても広く、迷子になりそうなほどの大きな森まである。この森では毎年恒例とされているアモルカーナフェスティバル(学園祭のようなもの)の時に見世物として行われる競技に使われたり、生徒が自然を感じたりすることができると落ち着くためのスペースにもなっていたりと学院内でも好評の場所になっている。

  • アモルカーナフェスティバル
アモルカーナ女学院での学園祭。この時にかぎり教員や関係者を除く男性は敷地内に入ることができるようになる。さまざまな見世物があるがその中でもとても有名なものが森の中に歌姫の役の生徒一人と騎士の役の生徒三人のメンバーで2チームで作り、お互いの騎士が鍵のかかった鎖に繋がれた歌姫を森の中で響く歌声を頼りに探すというもの。相手の騎士との戦いや歌姫とのやりとりなどで毎年ドラマが繰り広げられており、各地方から見に来る人もおおいという。

ポイニケー

  • ポイニケー家
  アークスシップ第3番艦ソーンに拠点を置く投資家一族。富豪として知られ、投資家としての影響力もそれなりのものがある。
  社交界で華やかな振る舞いを見せた先代当主に対し、現当主は観劇を楽しむ他はいつの間にか姿を消すことで有名。
  なお、現当主自ら遺伝子研究所を設立したことは噂になったが、その後目立った動きがなかったため、研究所のことはすっかり忘れられている。

  • 遺伝子工学
  遺伝形質を利用、または応用する目的で遺伝子を研究する学問。
  もともと生物学の一分野ではあるが、特に人体についての遺伝子工学は医学や薬学と密接に関わっている。
  恩恵こそ大きいものの、その負の側面は「虚空機関」の非人道的な実験の数々として記憶に新しい。

  アドニスアネモネの言う「マイドクター」はこの分野を専門としているらしい。

  • 学会
  研究者による、研究発表や交流のための組織、と言うよりはコミュニティ。
  分野や学派ごとに作られるため、非公認を含めるとかなりの数の学会が存在する。
  学会員の資格も学会によって様々で、複数の学界を掛け持ちする研究者も珍しくない。

  ちなみにアドニスアネモネの保護者たるドクター・ポイニケーも幾つかの学会を掛け持ちしている。
  その専門分野から「医学会」にも籍を置いているとのこと。

  • 医学会
  読んで字のごとく医学の学会。医学自体が非常に広い分野を含んでいるため、医者ばかりが所属している訳ではない。

NaoS

  • 私立洸陵(こうりょう)学園
    (共用設定として個別ページに分離しました)

  • 特定惑星監視保護部隊
    特異状況下にあると認められた惑星に対し、専任での監視と異常事態への対処を行う部隊。
    第xx~という形で複数存在し、隊ごとに担当惑星が割り当てられている。略称は「第xx特監」。
    マザーを取り巻く騒動において、地球および月を監視保護対象とする「第8特定惑星監視保護部隊」が結成され、ミリエッタが一時在籍していた。

    地球の他には、ダークファルス・アプレンティスの残滓が封印された惑星リリーパや、破壊神マガツが顕現する惑星ハルコタン等も監視対象であり、それぞれに特監隊が付いている。特異状況の収束時には解散となるため、欠番が生じることも。
    また、ある惑星の監視・保護に特化した部隊という体制は、紅の風を参考に確立されたとの説もあり、同部隊を「第零特監」と呼ぶ者もいる。

DARA

  • 龍人化
コハクがその身に宿す龍の力を解放し、かつ人型を保っている状態。安定時のフォトン係数はダークファルスのヒューナル体に酷似しており更なる研究の必要性が問われている。
この形態では殆どの場合で彼は自我を保っているが、この形態に至るまでに興奮状態へと移行していることが殆どであり龍人化したコハクと対峙することはダークファルスと対峙するのと同程度の危険を孕む。更にこの状態は非常に燃費が悪く彼がこの形態で活動している間大気中のフォトン濃度がどんどん薄くなってゆくのが確認されている、体内、及び大気中のフォトン濃度が一定以下になると自動的に元の形態に戻ってしまうようだ。
厳重なセキリュティロックのかけられた電子資料、2016/07/23に転送事故によって発見されたロストシップより回収。
現在は違法とされる、未許可の閲覧者をその場で殺害するロック機能が使用されているため解読には時間がかかっている。
  • 模倣創世器 壊拳ガルフラム
創世器、破拳ワルフラーンを模したフォルムを持つ紅き鋼拳、姿こそ酷似しているがその性質は大きく異なり、放出される炎は武器からではなく龍人と化したコハク自身から発せられるものになっている、どんなに大量のフォトンを流し込んでもショートしない程の強度を持つ反面、起動の際に莫大な量のフォトン供給を必要とするため龍人と化したコハクか、マリアぐらいでないと武器として扱うどころかそもそも起動すら出来ない代物。出自に関しては一切不明であり、コハクはこの武器をいつどこで手に入れたか忘れた、と供述しておりマリアやヒューイも、彼にそんな武器を与えた覚えはないという。


fruher

  • 園芸部
    園芸部はオラクルの食糧事情を一手に引き受けている存在感のない部である。
    大小農林畜産物のみのシップを多数保持しており、オラクルの日々の食糧はそこで作られている。しかし、それはオラクルで食用に作られ品種改良された食物であり、EP4以降はアースガイドとも連携して、地球の農林畜産物の生産にも力を入れ始めている。
    また、各惑星の資源(ギャザリング)の卸しも手掛けており、アークスと非アークスの架け橋となっている。
    ただし、各惑星の資源は、アークスの重要な収入源の一つでもある事から人工培養などによる栽培は暗黙の了解として禁止されている。(これは、アークスが蔑ろにされていた時代からの名残である)

    園芸部は人々の日々を守る側面とは別に一部からは「禁忌の穴蔵」、「壺中天」とも呼ばれている。
    数多くの優秀な研究者がシップに籠もっており、中には非人道的な兵器を作成している者もいる。しかし、「それを外部に決して持ち出さない」ことが徹底されているため、この事実を知る者は少ない。
    園芸部は普通から外れている者たちから周りを、そして彼ら自身をも守るための組織でもあるのだ。



はっかく

  • バンボラインダストリアル
    ネジ1つから最新鋭のキャストパーツまで、圧倒的な品ぞろえが強みの大手部品メーカー
    工場の規模はアークスシップ一隻を自社工場にしてしまうほど。
    キャスト用の部品やクラフト関連のグッズも取り扱っており、ロウフルはそこの品を愛用している。


ヘビヤン

  • ブシドー探偵事務所
シノブが構える事務所兼自室。ナウシズに居た頃は友人のたまり場と化しており、依頼はあまり入っていなかった模様。
「猫探しから浮気調査まで、値段次第じゃ多少危ねえ事も宜しくどうぞ。後者は気分次第だがな」


  • 曰くつきの太刀
シノブが所持しているソードカテゴリのカタナ。とある理由からネガフォトンらしき思念がこびり付いており、浄化は不可能な状態にある。
フォトンに敏感なモノであれば『こびり付いた思念』が真っ当なモノではないという事は感じ取れるであろう。
思念の影響からか、耐久を度外視した扱いでも刃こぼれ一つしない。
「色々怖えモンはあるが、真に恐ろしいのはヒトの怨念かもしれねえな。なんせ、ただの鈍(なまくら)がこんな事になっちまうんだからよ」


ブレーメン0617

  • ボンヌ・シャンス
 玲音の営むブックカフェ。地球にいた頃の馴染みのブックカフェを菜緒の協力の元で完成させた。
 ここでは菜緒と冬樹が働いていることが多い模様。

  • 半獣
 玲音の種族。歴代のファンタシースターシリーズで言うところのビーストに近い種族。獣人と人間のハーフであり、獣人との混同を避けるためにこう呼ばれるようになった。後天的に半獣になることはない模様。

  • ひだまりカルテット
 玲音と陽花、二人の親友である菜緒と冬樹の四人のいつメンの愛称。名付けたのは陽花らしい。

  • 自分らのいた地球
 魔法や魔術という概念があり、その技術が発展していることと、48都道府県になっている事以外はリアルの地球とそれなりに同じ。ただし物騒な事件は多い模様

  • 勇者
 魔王に対抗すべく、世界の理から指名され特別な力を授けられた者。特徴としては以下
・魔王に干渉できる(力を与えておきながらおかしな話だが、世界の理や神は魔王に一切干渉できない)
・魔界への【門】の場所が分かる。また、条件が整えば自分で作ることも可能。
・神聖な力なためなのか、呪いやそういった類の力を受けにくい。
・魔王がもし目覚めたら、それを察知できる。が、魔王が覚醒してまだ間もなく、力が弱いと察知できないことも。
・親が勇者の場合、子も勇者になる可能性が高い。が、もし素質が無いと判断されれば勇者の力は別の者へと引き継がれる。出身、性別、種族、善悪不問。

  • 魔王
 具体的な事がいまだに解明されていない謎の多い存在。魔王について分かっていることといえば、この世界を乗っ取ろうとしていることと、魔王の力は勇者と同様に引き継がれるものということ。また、魔王は魔族の怨念が積もりに積もったものが呪いのような力となって生み出されたものだと分かっている。他は以下に。
・勇者やその仲間以外から干渉を一切受けない。
・魔物を生み出し、使役する。そのため魔王が活動していない期間は、一部を除いて魔物が一切現れない。
・倒した者の力を喰らう。そのため勇者がもし負ければ、その分魔王が強くなってしまう。
・倒しきれない場合は封印するしかない。だが封印には勇者の命が必要になる。

  • 勇者の仲間
 勇者が心を許した相手になる資格が与えられる。もし勇者がその力を求めれば、求められた相手は自分の意思で勇者の仲間になるかならないかを選択できる。もしそうなれば世界の理から勇者の力の一部が授けられ、魔王に干渉できるようになる。
 だが条件が「勇者が心を許した相手」であるというところから、誤解が発生しやすいため、勇者には友達が少ないことが多い。玲音もその一人(本人が昔人見知りだったのもあるが)。

  • 魔法と魔術
 魔法は法者本人の魔力を消費し、強力な事象干渉を引き起こすものだが、魔術は魔法の素養がなくとも扱える魔法のようなものとなっているが、代わりに空気中の魔力――外魔力を多く使うことになる。
 魔術は道具、あるいはめちゃくちゃ長ったらしい詠唱によって発動できる。魔法の十倍以上の手間とも言われている。が、地球では日々の生活に欠かせない技術となっている。

ルフィン

  • 特殊事態執行部隊
戦闘部所属の特殊部隊
リーダーのライル=アーシアを筆頭にキャストのみで構成されている
例外として部隊専属のオペレーターのみライルの妹であるティノ=アーシアはヒューマンである

部隊コンセプト:各惑星を見回り、他のアークスのバックアップをメインに特殊事案(Eトラ等)を解決していく部隊(いわゆるまるぐる)

六芒均衡・レギアスより任務を受けておりその過程で現在のスタイルになったという話も・・・

  • 六華殲
戦闘部所属の特殊部隊
リーダーのベルディオン・E・ルーシェルトを筆頭に個々が戦闘部に恥じない戦闘力を持ち少数精鋭で構成されている

部隊コンセプト:各緊急事態に対し元凶のみを迅速に処理する事に特化した部隊(いわゆるボス直)

各メンバーそれぞれ高い戦闘力を持ち、その中でも種族に特化した技術・戦闘力を持つ
メルリシア:原生種担当・シューヴァ:機甲種担当・ハーケンベルグ:ダーカー種担当etc

  • アルトニア(1/11追記)
医療機器メーカーとしては知名度もそれなりに高くシェア率もそれなりに占めている
医療・製薬にも手を広げておりヴァーミット家とは過去の難病「視管脳壊症」の治療にて協同した経緯がある
また裏では「闇医者」とのつながりもあり、遺伝子データ等のやり取りも行われている
検体とし預かった患者の行方も怪しいとの噂も・・・
裏での噂は優れた情報部ですら耳にする、程度までしか探り切れていない

  • メディカルヴァーミット(1/11追記)
製薬企業 メディカル ヴァーミットとして代々製薬企業として躍進中
シップ2より創設され製薬業界では各シップにまで名の知れた企業まで成長を遂げている
特にミリスの祖母となるアリサ=L=ヴァーミットの世代より難病に対しての製薬開発に積極的に取り組む姿勢が更に企業成長の追い風となっている
現在はミリスの父が当主として各企業・開発スタッフ、各分野のドクターとの架け橋として奮迅している
ヴァーミット家では代々12歳より子ども扱いはされず大人の仲間として扱われる
厳しいように思われるが自身の将来を様々な可能性のある年から選択させてやりたいという習わしである
現在は跡取りの長男が家出しておりそれを追って長女も家出中
ヴァーミット家としては家出であることを上手く隠してはいる

  • 視管脳壊症(6/21追記)
眼の細胞に感染するウィルス
増殖頻度は非常に遅く重症化するケースは稀だったのが
近年増殖し、視神経から脳にまで至り死亡するケースが増加した
治療法もなかなか見つからないが一定の傾向よりM・ヴァーミットが研究に乗り出す

ダーカー因子の浸食によりウィルスの増殖が活性化することが判明
死亡者の多くがアークスというデータより割り出される
そこからフォトンの活性化を利用した治療法により改善されていく

ウィルスもダーカー因子の濃度が濃い場所の方が生存しやすく
主にこの病気にかかるのはアークスで非アークスがかかることは少数であった


陽月輝

  • フォーマルハウト家
アークスが発足し始めたくらいから存在する名家。歴代当主皆が凄まじい程高いフォトン適性を誇り、アークスとしての数々の実績を残してきたという。時折フォトンそのものと言って良い程の適性を持って産まれる者がいるらしいが真偽は定かではない

  • 天宮探偵事務所
市街地の中心から少し離れた所に存在する2階建ての事務所。建物の外装やら内装は初代所長の趣味で作られており、他の建物と比べて多少浮いている所がある。1階に仕事場と個人の部屋。2階にキッチンやら洗面台などの居住スペースと資料室がある

  • ゼーンズフト
冬哉の吸っているタバコの銘柄。ミントやメンソール系の爽やかなフレーバーとタール量が最大で3mgまでしかないというのが特徴。自販機などで普通に売っているくらい有名なものらしい

  • ベル・フルーフ
シエルが好んで使っている高級コスメ、化粧品専門ブランド。素材を活かすといった考えの下、商品開発されているようで主張が全く強くない色や匂いのリップやらファンデーション、香水等が特徴的。ナチュラルメイクを好むシエルからすれば最高のブランドらしく彼女の化粧品棚にはこのブランドの物しかないそう

  • ???番艦 ミヤビ
キキョウ=カミシロ、天宮 冬哉等の出身シップ。そういった船があるというくらいしか存在を知られておらず個人船なのかれっきとしたアークスシップなのか不明な所がある。地球の日本に似た文化を持っているようでミヤビ家と呼ばれる家が治めているらしい
該当者:キキョウ=カミシロ(神代 桔梗)、シモン=カミシロ(神代 詩紋)、天宮 冬哉、小鳥遊 雪乃、マコト=シュンプウ(春風 真琴)

  • 雪椿
キキョウの吸っている煙草の銘柄。煙草特有の苦味を消す為に凄まじく甘いフレーバーを使っており他の煙草を吸っている者は吸うのに抵抗を持つほどの味である。ピンク色の細長い箱に入っており、フィルター部以外ピンク色の巻紙なのが特徴。自販機に売っておらずそこそこ入手困難

グリム・D・エンケドラス

  • 戦龍会
ソーンに於けるマフィアの巨大派閥。オラクルの中でも有数の組織であるものの、本拠地であるソーン以外には進出していない。
徹底した武闘派組織であり、闇討ちや騙し討ちをせず、「正面」から徹底的に叩き潰すことを常としている。
様々な組織に斥候役が所属しているものの、直接的な工作は行わない事がそれを裏付ける。
「動くまでは静かに眠っている」が「一度動いてしまえば誰にも止められない」という性質から
特に警察や公安からは「眠れる龍」と呼ばれることがある。
内情は宗教に近く「厳格な戒律」を何よりも重んじている。
その戒律とは、「武」を何よりも尊び、「卑しい行い」を徹底的に忌避し決して行わないこと。
特に薬品(アルコール類は除外)の売買や、人種や生まれ、あらゆる差別が厳に戒められている。
そしてもし相手(大変広い意味)がそれを行うのであれば、己の「武」を以て徹底的に叩き潰せ、と書かれている。
それ故に、女子供にさえ徹底した戦闘訓練を施している。しかし戦闘に適正のないものを蔑む事も虐げることもない。
戒律の通り、それぞれにそれぞれの戦いがあるという事も重要なのだ。

主なビジネスは闘技場運営とそれに纏わる施設の運営。更に盗品や美術品の売買とその仲介、競売場の運営。
スラムの地下に建設されている闘技場はオラクルの中でも最大級のものであり、日夜問わず常に何かを戦わせている。
以前「危険な生物が暴走した」ことで大きく破壊されたが、今では元通りになっている。
基本的に入ることが出来るのは戦龍会か傘下組織の構成員と関係者、掟を守ることが出来る金持ちとその関係者だけとなる。
例外的に入ることを許されるのは、総統の許可を得た者、そして許可を得た者の関係者。
観戦者達にはモラルを求めており、「敗者にも勝者に等しく敬意を」と求められている。
戦龍会にとって神聖な場所であり構成員からは「聖地」と呼ばれることもある。
天井には巨大な龍の像が絡み合うように配置されており、これを見るためだけに戦龍会を支援する者がいるほどの美しさを誇る。
像の中には幾多の仕掛けが施され、それらが闘技をより美しく彩る。
闘士達は命知らずの戦龍会構成員、戒律を破った元構成員、ダーカー汚染の確認されていない原生生物など様々。

  • 矢留打(ヤルダ)
世界を作った偽の神、傲慢な造物主の名を関する街。戦龍会の本拠地であり、彼らの支配地域。
スラムの最深部に存在し、スラムの住人ですら近づくのを躊躇う場所。
瓦礫とスクラップと、企業の不法投棄の山の壁、通称「龍の身」に囲われている。
街に続く道は多いものの、武装した難民や夜盗や追剥、果ては企業の不法投棄の一部だった生物兵器や暴走したマシナリーなど
あらゆる危険が道を阻んでいる。
唯一安全なルートは「龍の口」と呼ばれる大きな瓦礫の鳥居があるルート。
しかしそこは戦龍会の許可を得たもの、或いは「その場で」力を示した者しか通れない狭き道である。

街は大きく分けて二つのエリアに分かれる。
瓦礫の山の先にある巨大な防壁の先にはバラックや雑多な民家が立ち並ぶ「城下」と呼ばれるエリア。
巨大な龍の石像がシンボルであり、ここに辿り着けば身の安全は確保されたと言える。
大量の赤い提灯が提げられたその石像は灯台のように、街に入って来られた来訪者を迎える。
中華飯店「猫猫(マオマオ)」は丁度「城」の防壁の手前にあるのだ。
街には戦龍会の構成員が多く、治安維持に一役買っている。
また防壁の前には「闘技場」と「競売場」への入り口があり、このエリアは基本的に人でごった返している。

そして城下を抜け、巨大な防壁をもう一つ抜けた先にあるのが「城」と呼ばれるエリア。
難燃性の天然の木材で構成されたビルであり、ここが戦龍会の本拠地である。
中には修練場や巨大な庭園がある。また、総統の一族である「王(ワン」家の私邸もここに存在している

  • 中華飯店 猫猫(マオマオ)
矢留打(ヤルダ)の城下に於ける二大ランドマークの一つ。
店長のウォンとその夫である料理長ロク、そしてその孫ゴウが3人で切り盛りしている。
黄金の巨大な招き猫が目印であり、店の前にも大中小様々な招き猫がこれでもかと置かれている。
味よし、価格よしの店であり客は絶えない。営業時間は気紛れだが、基本的に深夜まで営業しているようである。
3階建ての雑居ビルの一階に存在しており、店の奥はロク夫妻の家。
2階と3階はアパートとなっている。部屋は3部屋ずつ、家賃の割に広々としておりトイレと風呂が別室。
グリム名義で一室が借りられており、主にイリニが一人の時にここに来ている。
部屋を借りている場合、店での食事が常に半額となる。代わりに買い出しや雑用を任される事も。

土曜日は「大盛の日」としており、この日だけ「大盛」が解禁される。
その内容とは料金が「90%割引」され、量が「とにかくやたらめったら増える」日である。
しかし完食出来ない場合、料金が「本来の値段x100」となるハイリスクハイリターンな日である。
イリニやグリムは最早常連であり、生ける伝説と化している。
ちなみに料理が出るまでの時間は普段と変わらない為、料理長ロクも生ける伝説と化している。

矢留打唯一の「中立地帯」であり、暗黙の了解でここでの戦闘行為は禁止されている。
もし「問題」を起こせば、周りの客と上のアパートの住人達、そして店長と戦龍会が「問題」を解決するだろう。



  • 最終更新:2022-12-31 19:11:35

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